こんにちは、ゆみきーちです(*゚∀゚)っ
今回はひとりの時間を過ごすのが苦手な方に、元気を取り戻してもらうための実践的な方法と考え方を紹介します。
ひとりの時間は心細くて不安… 、孤独感で気が滅入って元気が出ない…。(;´Д`) そう思ってしまうのは、とても自然なことだと思うのです。
私が人生で最も孤独感を感じたのは、海外留学中、大学を卒業してから就職をするために、それまで住んでいた地域を離れ、全く違う州にたった一人で引っ越した時でした。当時初めてだった就職を目前に、第2言語で本当に仕事をこなせるかどうか、大きな不安を感じていた時期でもありました。(当時はもちろんスマホも普及していません。)
その時確信したのは、自分ひとりでも生きていく力を身につけることの重要さです。もちろん、人に頼ることは全く悪いことではありません。しかし頼りすぎることは健全ではありません。当時はとにかく、自分で自分を勇気づけ、励まし続けました。
もしも今、辛い気持ちでいる人がいれば、少しでも、元気を出してもらえるとうれしいです。これらを習得することで、ひとり時間もハッピー、ピーハツでいられます!( ´∀`)つ
心の安定のために栄養バランスよくきちんと食べる
精神の安定を保つためには、実は「何を食べるか」が一番重要です。なにを差し置いても、人間は自然から生まれた生き物なのです。
ストレスが人体に与える影響が大きいことは確か。では、ストレスに対抗するためにできる唯一のことはなんだろう?答えは「食事と睡眠をしっかりとる事、生活リズムを整える事」これに尽きるのです。
人間は自然から生まれた自然な生物がゆえに、食べるもので体の状態、心の状態のバランスを保っています。たとえば、偏った食事は腸内環境を悪化させてしまうので、腸内で作られるドーパミンやセロトニンなどの脳内ケミカルを減少させてしまいます。セロトニンが十分に供給されないと、気分が落ち込んだり、何かに余計に不安を感じてしまったりします。そして、セロトニンは夜になるとメラトニンに変化するため、同じくメラトニンが少ないと、良く眠れなくなってしまうのす。これは人体の動きのほんの一コマですが、この悪循環をなくすために、バランスの取れた食事、腸内環境を整える食事が非常に大切なのです。
つまり、≪バランスの良い食事⇒良い睡眠がとれる⇒生活習慣を整えることができる≫ということ。まずは、食生活を整えてみましょう。
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不安を解消できるよう知識をつけて対策する
分からないことが多いと、人は不安になるもの。でも、ただ不安がっていても仕方がない。ではどうすれば安心できるのでしょうか。まずは不安の実態を把握することから始めましょう。
ステップは以下の通り:
1.ノートに不安を書き出す
2.不安を引き起こしている物事の実態について調べる、知識を増やす 3.対処する為の具体的な案を書き出す |
不安をノートに書き出すことで、自分が何に対して不安なのかが可視化され、認知しやすくなります。次に、その不安の対象が実際にどんなものかを自分で調べてみます。その結果に伴い、最終的に現実的な解決案を考えてみましょう。いくつかの解決案、対策をノートに書き加えていくことで、少しづつ心が落ち着いてきます。
「いざとなればこうしよう」「こうならないためにこう準備しよう」など、ある程度の対策を考えるだけで、不安だった気持ちから、前向きに解決していく気持ちになり、徐々に力が湧いてきます。
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ひとりの時間は甘美であり、贅沢なもの
ひとりの時間を肯定的にとらえる事。考え方によっては、ひとりの時間は自分の生命を味わい、慈しむような時間になります。
周りの環境を変えることは難しくとも、自分の内側は心がけ次第で変えることができます。心の平和を作れるかどうかは、本人の考え方次第なのです。
ひとりになれば心と時間にゆとりができる。「贅沢なとき」を実感できる。
『孤独は贅沢 — ひとり時間を愉しむ極意』 ヘンリー D.ソロー
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私自身、ソローの本に出会ってから、ひとりでいる時間を以前よりも増して肯定的に、何か美しいもののように考えるようになりました。
ひとりの時間は「熟れた果実のような、甘くて贅沢な時間」。自由に、好きに過ごせるとき。そう思うと、すごく有難いように思えませんか。
ソローは2年以上もの間、森の中でたったひとりの生活を愉しんでいました。敢えてひとりの時間を作り、その時間を愉しむ。もちろん、携帯電話も、インターネットもない当時の世界。少し変わり者のようにも思えますが、考え方、物事のとらえ方次第で状況は変わるんですよね。
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特に孤独だと思わない
たとえばあなたがひとりで居たとしても、それを本人が深刻に孤独だと思えば孤独かもしれない。でも特に孤独ではないと思えば別に孤独でも何でもないと思うのです。世の中は当人の思い込みの世界でできています。
実際のところ、孤独ではないでしょう。ただ人々の間に物理的距離があるだけで、地球上にはたくさんの人が存在しています。家族や友人、恋人や職場の同僚だけでなく、万が一なにかあれば、隣人だって、コンビニの店員さんだって、消防や警察、タクシーの運ちゃんだって助けてくれると思っていれば、そこまで気持ちの閉塞感も無くなるはず。
たとえ家族や友人、恋人が近くにいたとしても、実際のところ、助けにならない時はならないので、そう考えると、人は平等に孤立しながら、一つの集団としてこの国に存在しているように思えるのです。
ひとりの寂しさを嘆くより、ひとりの自由を楽観的に愉しんだ方が有意義。いざという時の対策は考えつつも、自分の中の”頼れる人”の選択肢を広げてみるのも良いのではないでしょうか。
もっと過酷な状況を乗り越えた人のストーリーを学ぶ
世の中、上には上がいるもの。
現代人、特に日本人がいかに恵まれた環境にいるのか、主観的且つ感情的な状態では、それに気が付くのはほとんど至難のわざ。先人たちが乗り越えた苦悩を垣間見ることで、学べることがたくさんあります。広い世界を知れば知るほど、自分自身を客観視することができます。
ここでは実話に基づいた、孤独を生きた人たちのストーリーを綴った作品をいくつか紹介します。
◆『漂流』吉村昭 著
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吉村昭氏は、記録小説という分野で非常に優れた作品を多く生み出された作家ですが、この『漂流』についても、実話に基づいて書かれた作品です。八丈島より更に南にある鳥島は、その名の通り、鳥しか住んでいない小さな島ですが、歴史上、多くの日本人船乗りが漂流した地でもあります。江戸時代、この島に漂流した主人公、長介は、彼の仲間達が次々と死んでいく中、11年もたった一人で助けを待ちながら生活を続けていました。絶望的な状況でも希望を捨てずに、自分の”生”に向き合う姿勢に心を打たれる作品。
◆『夜と霧』ヴィクトール・フランクル 著
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精神科医であるヴィクトール・フランクルが、アウシュビッツ収容所に捕虜として収容された経験を綴った作品。有名な作品なので、読んだ方も多いはず。この本から得られる学びは非常に多い。極限の状態においても、人間の精神の自由は誰にも奪うことができないものであること、華やかに生きた人の生にだけ意味があるのではなく、捕虜として強制労働をさせられ、苦しみぬいた生だとしても、苦しみに堪えた事はそれだけで精神的に何かを成し遂げており、いかなる生にも意味があるということ。人生に絶望する前に読んでもらいたい作品。
◆『不毛地帯 1』山崎豊子 著
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第一巻については、主人公である大本営参謀、壱岐正が太平洋戦争終了直後に捕虜としてソビエト連邦に抑留された時の、絶望的な世界が綴られている。事実として、約57万5千人の日本人が不当な戦争捕虜として極寒の地で強制労働をさせられ、多くの命を落とした。祖国、そして故郷の家族を思い、過酷な重労働を課せられながら、ひたすらに耐え抜いた彼らを想うと、現代の私たちは、不満の一つも言えなくなる。こちらも非常に有名な作品。賛否両論あるけれど、実在した人物をモデルに書かれた小説。
◆映画『告発』
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貧乏で空腹、おやつ一つをねだる妹のために、主人公はたった一度だけ、万引きを犯した。しかし、その一件で彼は捕まり、なにかの誤りで何年もの間、刑務所に入れられることになる。精神的に追い詰められた彼が次に殺人を犯した時、弁護士がようやく全ての経緯を解き明かしていく。悲しくて仕方がない、こちらも賛否両論あるが、実話を基にした作品。名優ケビン・ベーコン主演、あまりに悲しいので、最後まで見ていられないかも….。
他人と比較しない
いつの時も、他人の状況は自分の状況よりも良さそうに見える。でも一体それが何だというのでしょうか。実際のところ、隣の芝は青いように見えるだけかもしれないし、しかしそもそも考えても、それが何か自分に関係のある事でしょうか。
あなたの生命はあなただけのもの。人はそれぞれの人生において、学ばなくてはならないことが違う。だからこそ、他人の人生と自分の人生を比較しても、全く意味がないのです。
自分の生命を、人生を、愛するかどうか。それを決めるのは他人ではなく自分自身。
自分が自分の人生におけるあらゆる経験や学びを、人生そのものを、いついかなる時も愛する覚悟があれば、この有限な時間は、誰の人生とも比較できない、自分だけの尊いものになる。
病めるときも健やかなるときも、現実を受け入れ、自分の生命、人生を愛する覚悟を。
今ここで学ぶべきは何かを考える
人はひとりでいる時や、ひとりで行動する時ほど成長するもの。なぜかというと、それだけ物事について深く追求して考える時間を持つことができるからです。
ただ何となく誰かとの時間に気を紛らわすのではなく、内側に目を向けて、深く追及して考えることができる時間は、非常に尊い。
例えば、多くの一流起業家が朝早く起きて自分の時間を作るのは、それだけたった一人で誰にも邪魔されずに思考する時間が重要だから。
自分と向き合い、自分の人生について、行動について、深く思考を巡らせることは、簡単なようで実は全く簡単ではない。多くの人がその重要性を軽視して、”暇”という解釈に当てはめて何か別の事で紛らわそうとする。
今ここで何を学ぶべきか、どう行動するべきか、自分はどうあるべきかに深く思考を巡らせてみよう。持っている生命の時間を最大限に活かして、ひとりの時間もありがたいものとして有効活用するよう考える。様々なことへの執着を捨て、ただ淡々と自分の目的に没頭しよう。
まとめ
1.心の安定のために栄養バランスよくきちんと食べる
2.不安を解消できるよう知識をつけて対策する 3.ひとりの時間は甘美であり、贅沢なもの 4.特に孤独だと思わない 5.もっと過酷な状況を乗り越えた人のストーリーを学ぶ 6.他人と比較しない 7.今ここで学ぶべきは何かを考える |
基盤として、あらかじめ対策することで不安を解消し、ひとりの時間を肯定的にとらえましょう。更に、客観的に考えつつ、自分の内側と向き合うことで、自分のやりたいこと、やるべきことに気が付くはず。
あなたのひとり時間を応援しています!
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